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「死んでしまったら、後悔したくてもできない」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!

おはようございます!

 

死んでしまったら、人間はどうなるのか。

誰しもが一度は考えたことのあるテーマだろう。

キリスト教文化の中で育った後、

留学し日本の安泰寺で禅を学んだネルケ無方が解説する。

 

死んでみないとわからないと思います。

もちろん、死んだ後に来世があるという考えを否定するつもりはありません。

しかし、問題はそれよりも生まれてから死ぬまで、

この自分の人生をどう生きるかだと思っています

 

ネルケ無方氏がこの考え方に行き着いたのは、

二人の大切な人の死がきっかけだったという。

7歳のときに母親を亡くしました。

がんで闘病していたのですが、小学1年生の夏休みのある日、叔母に呼び出されて、

『あなたのお母さんはもう戻ってこないよ』と母の死を告げられたんです。

 

そのときに、人間はいつか死ぬのに、

なぜ生きているんだろう、と不思議に思ったのです。

母親の死をきっかけに、人生の意味を考えるようになったが、

その後またかけがえのない人を失ってしまう。

 

18年前に私の仏教の師匠が、

除雪作業中に谷底に転落して亡くなりました私はそのときお寺を離れていて、

大阪城公園でテントを張って暮らしていました。

 

携帯電話に、突然『師匠が亡くなった』という連絡が入りました。

当時は本当に驚きましたが、その事故以降、

今日一日を存分に生きようという気持ちがいっそう強くなりました。

 

来世では別の一生が始まっている。

やりたいことや後悔があっても、それをやり遂げるのは今しかないと、強く実感したという。

後悔ができるのも、まさに「今」を生きているからでしょう。

なにか後悔があるならば、今すぐに実行すべきです。

 

「今」を生きているということを実感するためにも、

今日という日が、自分に与えられている唯一のものだというふうに受け止めたい。

ネルケ無方氏は人生をトランプカードに例えて考えることがあるという。

一日一日がそれぞれ1枚のトランプカードである。

 

すると、80歳の平均寿命まで生きれば、

ちょうど約3万枚のカードが自分の手札として与えられていたことになる。

生きるということは、毎日1枚ずつカードを手放すことです。

そうすると、わたしは今52歳ですが、おそらくカードの3分の2は手放したことになります。

 

しかし、人はカードには限りがあるということを忘れ、

自分にはまだまだカードがあるのだと錯覚してしまう。

自分のカードの残りの枚数を数えることは絶対にできないからだ。

それこそ私のカードも100枚しか残ってないかもしれません。

 

だからこそ、私はこう考えるように意識しています。

自分の手元にあるカードはたった1枚しかない。

これは、増えることもしない、減りもしない唯一無二のもの。

だからこのカードにすべてを賭けて、存分に使う。

 

今という瞬間を存分に生きるか、生きないか、それにかかってくると思うからです。

たった1枚しかないカードをどうやって使用するか。

そう考えるほうが、人生は楽しい。

訪ねたい場所や会いたい人がいるならすぐに行動に移したほうがいい。

 

「死ぬ前にあの人に詫びを入れたかった」

「仕事ばかりせず、もっと家族との時間を人切にすればよかった」という想いも、

死んでしまえば、後の祭り。

後悔は、生きている者ができる贅沢なのだ。

 

(「週刊現代」2020年4月11日・18日号より)

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