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おはようございます!

 

父は生前から『だいたい死ぬという言葉を使うからおかしくなるんだよ。

ただただ、先に行く。それだけなんだから』と言っていました。

そんな言葉通り、父は『それじゃあ、僕はちょっとお先に』というふうに亡くなっていきました。

あの人生の終わらせ方は、わが父ながら憎いなと思います。

 

そう語るのは、故・永六輔さんの次女、永麻理さんだ。

『上を向いて歩こう』『こんにちは赤ちゃん』などを作詞し、

’94年には200万部を超えるベストセラー『大往生』を著した永さん。

パーキンソン病と前立腺がんを患ってからも臆することなく自分の病状を公表し、

ラジオ番組では「死は誰にだって訪れるんです。

 

みんな、怖がらず一緒に年を取っていきましょう」と呼びかけた。

そんな永さんだからこそ、さぞ死に支度は入念に、

そして計画通りに進められたのだろう。

そう思いきや、実はまるきり逆だ。

 

生前、彼は断捨離や、

終活の王道とも言えるエンディングノートの類には一切手をつけなかった。

麻理さんが続ける。

 

父は死ぬ前にモノを減らすとか、整理するといったことはまったくしていませんでした。

それは、人生の総括の最たるものと言える遺言書にしても同じです。

父はあるときまでは毎年、元旦に遺言書を書いていたようなんです。

でも年を取って本当に死を身近に感じ始めてからは、

パタリとその習慣をやめたといいます。

 

死後に姉と一緒に父の書斎を整理しても、遺言書は出てきませんでした。

「自分が死んだら、こうしてくれ」と細かく指示して、

遺された人たちを縛り付けることはしたくなかったのでしょう。

 

68歳で最愛の妻に先立たれてからは、

今後の家のことについても私たち娘に『君たちにお任せ』とだけ言い、

ああしろ、こうしろという指示は一切ありませんでした。

小手先の準備など、必要ない。

 

自分の死や心をとことんまで見つめて、

大事な人との繋がりのなかで人生をまとめ上げたい。

それが永さん流の総括だった。

パーキンソン病が悪化して思うように出歩けなかったのは、辛かったと思います。

 

でも、もともと好奇心の強かった父は、

どんな状況に置かれても新しい発見を大事にしていたんです。

お見舞いに来てくれた人に『こんなこと想像もしなかったけど、

車椅子生活になると目線が低くなって、見えるものが全然違ってくるんだ。

 

どれ、君もやってごらん』と語っていました。

そんな父の死生観がよくわかる言葉があります。

『僕はキリスト教徒じゃないから、天国には行かない。

行くとしたら西方浄土だ。

 

そして、それより、草葉の陰からみんなを見守るというほうが、しっくりくる。

もし僕が死んだとしても、そのへんの草葉にいるから、

いつでも会いにいらっしゃいよ』と話していました。

父は誰かが亡くなっても、人の記憶から消えない限り、心の中で生き続けると語っていました。

 

故人の思い出を分かち合い、懐かしむ。

そんな「お話し供養」を大事にしていたんです。

実際、遺った私たちは先に行った父をいまでも偲んで、思い出話をしています。

もちろん、人生の総括に明確な正解などあるはずもない。

 

遺言書も断捨離もエンディングノートも、時には有効な手段だろう。

どうやって人生をまとめるか。

そのやり方は結局、自分次第だ。

人生の総括をするためには、どこかの段階で覚悟を決めなければいけません。

 

自分の軌跡をきちんと振り返り、今後どうすればいいのか、

なにが必要なのかを見定めることがなにより重要になってきます。

いまの時代は情報が溢れすぎていて、

かえってみんなどうすればいいのかわからず、途方に暮れています。

 

目の前の情報に流されてしまう『心の弱さ』は、

ときに人生をまとめる際の大きな障害にさえなります。

60歳を超えたら、必要のない情報は最低限にとどめる。

そして、死を拒むことにエネルギーを費やすのではなく、足るを知ること。

 

それこそがよく人生を終わらせるための第一歩でしょう。

生き方が人それぞれなのと同じように、死に方も十人十色。

どうやって人生を振り返り、まとめるか。それを決められるのは、あなただけなのだ。

 

(「週刊現代」2020年4月11日・18日号より)

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