「原因は《処方医の知識不足》」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!
おはようございます!
まず参照したいのが、
公益財団法人日本医療機能評価機構が公表する
「薬局ヒヤリ・ハット事例」だ。
全国4万超の薬局から
危険な処方の事例を収集しまとめている。
同機構の医療事故防止事業部担当者が解説する。
調剤に関するヒヤリ・ハット事例のほか、
処方医への疑義照会や情報提供に
関する事例なども対象としています。
薬剤師が『おくすり手帳』を
見て飲み合わせ(併用注意、併用禁忌)を
検討した結果、患者さんの健康被害を
防ぐことができた事例が多数報告されています。
各事例では、『なぜ起きたか』も分析されている。
ある70代男性患者は、
抗凝固薬(ワルファリン)を服用中に、
『併用禁忌』である抗リウマチ薬が処方された。
両剤の併用でワルファリンの作用が増強され、
重篤な出血の恐れがある。
薬剤師が処方医に疑義照会を
して抗リウマチ薬の処方が削除されたという。
報告書では、
本ケースの発生要因を
《処方医の相互作用に対する知識不足。
他病院での処方内容の確認不足》と指摘する。
そのほかにも、上掲したリストにあるような
『併用注意』の組み合わせが
処方された実例がいくつもある。
以下、『薬局ヒヤリ・ハット事例』に
記載された症例を見ていく。
もともと、降圧剤のカルシウム(Ca)桔抗薬と
その他10種類の薬を服用中だった80代男性のケース(症例①)。
その後の受診で別のCa桔抗薬が重複して処方され、
28日間の服用後、
さらに降圧剤のサイアザイド系利尿薬が
追加処方され3種類となった。
ここから再び28日間服用した後、
薬局で薬剤師が重複処方に気が付いたという。
降圧剤のCa枯抗薬同士や
サイアザイド系利尿薬との併用によって、
降圧作用が増強され低血圧になる恐れがあります。
高齢者が低血圧になると、
脳への血流が減少し、
めまいや立ちくらみ、
失神などで転倒事故のリスクが高まる。
命に関わります。
なぜ危険な処方がされたのか。
事例集では《処方箋が4枚になっており、
しっかり確認できていなかった》と
薬剤師のミスも指摘するが、
そもそも処方したのは医師である。
血圧が下がらずに薬が追加され、
処方箋が何枚にもなることは少なくありません。
医師が忙しさのために重複の確認ができず、
薬剤師からの問い合わせで気付くことはあると思います。
(「週刊ポスト」2021年10月01日号より)
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