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おはようございます！

一方、検査専門クリニックなどで

血液を調べて複数の種類のがんが

あるかどうか診断する検査もあるが

、こちらもあまりお勧めできない。

がんがあるとわかっても結局、

再検査が必要だし、確定するまで

結局手間がかかるだけだ。

最先端を謳っているものの、

まだ十分に確立された技術ではないのである。

がんのようにわかりやすく命に関わる病気ではないが、

生活習慣病に関する検査も受けておいたほうがいい。

きくち総合診療クリニック院長が語る。

いままで糖尿病で病院にかかっていて、

薬も飲んでいたのに、コロナ感染を怖がって1年半、

病院に来なかった患者さんがいます。

薬が切れたら、そのままにして

取り寄せることもしていなかったようで、

久々に来院したときには、

すごく血糖値が上がっていました。

できるだけ早く血液検査でHbA1c値などを確認してほしい。

また心不全、狭心症など心臓の持病を

持っている方は3ヵ月から半年に一度くらいは検査を

したほうがいいでしょう。

病気がない人であっても年に一度は

受診するに越したことはない。

意外に怖いのが、目の病気だ。

自覚症状があまりなくて、

かつ取り返しのつかない病気があります。

緑内障です。

こう語るのは横浜相鉄ビル眼科医院の院長だ。

眼圧が上がり、視神経が

圧迫され視野が狭まっていく。

傷んだ視野は戻らず、

最終的に失明してしまいますが、

視野が欠けてきてもなかなか自分では

気づかないことが多いのです。

実際、コロナでクリニックに来るのが

1年くらい空いてしまった男性の緑内障が進行してしまい、

右目の視野がほとんど失明に

近いレベルにまで欠けていた事例がありました。

一方、コロナ後であってもできるだけ

受けないほうがいい検査もある。

その代表が『脳ドック』だ。

脳の動脈瘤などを早めに

発見するための検査ですが、

はっきり言ってメリットよりﾘｽｸが大きい。

国際的な調査では、

たしかに放置した動脈瘤が

破裂し亡くなる人もいましたが、

それ以上に手術が失敗して亡くなったり、

後遺症で脳性まひや認知症に

なったりした人のほうが多かったのです。

このように無駄な検査もあるから、

むやみやたらと受ける必要はない。

2回目のワクチンを打ち終わったら、

まずは夫婦で必要な検査を調べた上で、

夫に受けさせるべき検査、

妻に受けさせない検査を見極めたい。

（「週刊現代」2021年07月31日号より）

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