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おはようございます！

［安心処方infobox］を運営するIQVIAソリューションズジャパンの協力のもと、

医学情報を専門に扱っているウェブメディア「Medical Tribune」は、

医師、薬剤師がそれぞれどんな薬の副作用を検索しているのかを調査し、

その集計結果を、’13年7 月からほぼ毎月公開している。

今回本誌では、そのビッグデータを分析して、独自の計算方式で再集計。

この1年で医者が検索した回数の多かった薬を、表にまとめた。

言ってみれば、医者がどんな副作用があるか不安を抱きながらも、

とりあえず出している薬のリストである。

調査の結果、圧倒的なポイント数で1位となったのが、

カルシウム桔抗薬という種類の降圧剤、アムロジピンだ。

古くからある薬ということもあって、高血圧といえば、まずこの薬を処方する医者も多い。

新横浜フォレストクリニック院長は、

「アムロジピンは、かなり警戒しなくてはいけない薬だと思っています」と語る。

アムロジピンは血管を広げる薬で、血流を良くして、血管を拍動させる働きがあります。

そのため、脈が速くなりすぎて体がずっとマラソンをしているような状態になる。

心臓に鞭を打ち続けることになるため、心臓がへばってしまうのです。

心臓に負担がかかればかかるほど、ある日突然、重い不整脈を起こして、

突然死するリスクも高まる。

内心は不安で一杯

また、アムロジピンを飲むと、足の甲や足首、人によってはまぶたや手の指にむくみが出やすい。

私が診た患者さんは、別の病院でアムロジピンを処方されて、

体がパンパンにむくんでつらいと訴えていました。

そこで、薬を他の降圧剤に切り替えたところ、それだけで、むくみがすっきり取れました。

アムロジピンは’08年に発売開始されたが、発売から8年経った’16年、重大な副作用として、

筋肉が破壊されてタンパク質が血中に溶けだし、

筋肉痛や脱力感をもたらす「横紋筋融解症」が添付文書に付け加えられた。

（「週刊現代」2020年3月21日・28日号より）

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