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「健診結果で見るべき数値」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!

おはようございます!

 

肝臓と胃腸をいたわれば、

健康長寿を実現できる。

しかし、古く、間違った常識にとらわれていると、

かえって老いを加連させてしまう。

 

春の健康診断にむけて、

知識をアップデートしておこう。

古くから『肝腎(肝心)』という言葉が、

物事の要の意味で使われてきたように、

 

肝臓と腎臓は心臓と同じくらい、

長生きするために衰えさせてはいけない重要な臓器だ。

いっぽう、この2つが『沈黙の臓器』と

呼ばれていることは多くの人が知るところだろう。

 

症状が出にくく、自覚するころには

手遅れというケースが少なくない。

そんな肝臓と腎臓を守るための常識が最近、

大きく変わったことをご存じだろうか。

 

たとえば、肝臓の病気といえば、

成人の3人に1人が罹患しているとされる

脂肪肝を思い浮かべるだろう。

中性脂肪がたまったまま不健康な生活を続けていると、

 

肝硬変(肝臓内に線維組織が増え、肝臓が硬くなる病気)となり、

やがて肝臓がんなどの重病を引き起こす。

酒を飲み過ぎると、アルコールを分解するときに

肝臓で中性脂肪の合成が促される。

 

中性脂肪が代謝しきれなくなると肝臓にたまっていき、

脂肪肝となる。

さらに、つまみに高カロリーの揚げ物を食べること、

脂肪肝のリスクはより高まる。

 

そんな酒飲みの習慣が一般的に

脂肪肝の最大の原因だとされてきたが、

いまは古い常識だ。

栗原クリニック東京・日本橋院長で肝臓専門医が解説する。

 

日本人の場合、

脂肪肝の原因で最も多いのは

アルコールの過剰摂取ではありません、

圧倒的に多い原因は、じつは食べ過ぎです。

 

『お酒を飲まないから大丈夫』と

思っている方が多いのですが、

そこに落とし穴があります。

米、パン、麺類など糖質の摂り過ぎが

脂肪肝を引き起こしているのです。

 

成人が一日に必要とする糖質は170g。

お茶婉1杯分の米だけで50gの糖質が含まれるので、

3食おかずと一緒に食べていると

必要量を大きくオーバーしてしまう。

 

『偏った食生活のせいで、

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の患者が

増加しているのを現場でも肌で感じている』と

話すのは成田クリニックの医師で、肝臓専門医だ。

 

とくに脂肪肝のほかに肥満、

2型糖尿病などが併存している人は

肝線維化(肝臓の組織が硬くなること)が

進みやすいという報告もされており、

肝臓がんになりやすいので注意が必要です。

 

痩せているからといって安心はできない。

脂肪肝は肝細胞に中性脂肪がたまった状態であり、

お腹まわりの皮下脂肪の量とは関係ないからだ。

では、肝臓の悲嗚を聞くためにどうすればいいか。

 

これまで肝機能の衰えの指標として知られてきたのは、

γーGTPだ。健康診断の結果を見るときも、

この数値だけを見る人が多いはずだ。

しかし、この値はアテにならない。

 

検査の前日に禁酒をすれば簡単に数値が下がるからだ。

また、胆道や膵臓の病気でも高くなるため、

数値が高くても必ずしも肝臓に

異常があるとは限らない。

 

’23年6月、日本肝臓学会は『奈良宣言2023』」を発表し、

数値が30を超えたら受診を促す新たな指標を打ち出した。

それは、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)だ。

肝臓学会が理事長が言う。

 

ALTは肝臓に多く存在する酵素の一種で、

肝細胞がなんらかの原因で死滅すると、

血液中に漏れ出します。

ALTの値が高いということは、

 

それだけ肝臓の細胞が通常より

多く死んでいることを意味します。

30を超えるというのは、

体感では気づきませんがじつは肝臓が

悲鳴を上げているような状態といっていいでしょう。

 

なじみのない人も多いだろうが、

健康診断ではALT値を測定することが

法律で義務付けられている。

重要性が日本であまり認知されていなかったのは、

 

医療機関や検査会社によって

正常範囲がバラバラだったからだ。

これからは必ず健診結果表で

ALTの数値をチェックしましょう。

 

手遅れになるまえに手を打つための重要な指標です。

30を少し超えたくらいならば、

まだやり直しがきくことが多い。

過食やお酒の飲み過ぎが原因の脂肪肝は、

食生活を見直すことで健康な状態に戻せます。

 

(「週刊現代」2024年3月9日号より)

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