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「「生理的疲労」と「病的疲労」」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!

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総和治療院
茨城県古河市関戸1289-5
0280-98-5006 ※完全予約制

おはようございます!

 

実は近藤教授は2017年、

HHV-6の研究から疲労の原因となる

「疲労因子」を世界で初めて解明、

発表している。

 

それまで”疲労感”といった主観でしか捉えられてこなかった感覚に、

客観的な尺度が備わったわけである。

例えばHHV-6は、潜伏感染中も『H6LT』というメッセンジャーRNA、

つまり特定の役割を持つたんぱく質を作る“指示書”を発現させています。

 

通常の状態だと、H6LTからはたんぱく質は作られないのですが、

体が疲れてくるとHHV-6に” 増えろ”という指示を

出すたんぱく質を作り始める。

 

すると眠っていたHHV-6が動き始め、

唾液中に出て新しい宿主を探しに行くのです。

では、問題のメッセンジャーRNA『H6LT』は、

どのように体の疲労を見極めているというのか。

 

我々は『e1F2a』という因子が

『リン酸化e1F2a』という物質に変化することで、

『炎症性サイトカイン』というたんぱく質が産出され、

これが脳に作用し疲労が生じることを発見しました。

 

炎症性サイトカインは、

細菌やウイルスが侵入すれば撃退して体を守ってくれますが、

一方で体内の組織などが腫れ上がる腫脹や、

発熱など炎症反応の原因にもなるものです。

 

風邪の時に感じる”だるさ”も、

これが原因であり、『H6LTは、

このリン酸化e1F2aeに反応してHHV-6に”増えろ”という指示を送る。

HHV-6は、ヒトの疲労のメカニズムをうまく利用しているといえます。

 

近藤教授の研究により、

この原理を利用して唾液中のHHV-6とHHV-7の数値を調べ、

疲労の数値化が可能となった。

が、一方で疲労感を訴えながら値が少ないケースもあるという。

 

疲労には、運動などの情報が脳に伝わって

”もう休みなさい”という意味の生体アラームとして

発せられる『生理的疲労』と、

実際の仕事や運動とは関係なく病気の脳が

勝手に疲労を感じてしまう『病的疲労』があります。

 

前者は健康的な反応であって休息をとれば回復しますが、

後者は脳神経が何らかのダメージを受けることで生じ、

長時間持続するのです。

その裏には多くの場合、うつ病が潜んでいるといい。

 

ヒトヘルペスウイルスは生理的疲労には反応しますが、

病的疲労には反応しません。

すなわち疲労感があっても唾液中のHHV-6、

HHV-7が正常値である場合は病的疲労であると言え、

うつ病の兆候の一つを早期発見できるわけです。

 

従来は6ヵ月続く疲労を「慢性疲労」と呼んでおり、

『疲れが取れません』という患者さんにも、

とりあえず『半年待ちましょう』としか言えませんでした。

 

これでは早期治療など全くできません。

ヘルペスウイルスを使った検査法が一般化すれば、

その場で唾液中の量を調べ、治療を始めることもできるのです。

 

(「週刊新潮」2020年10月1日号より)

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