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おはようございます！

他に腸内環境を整える効果で注目されるのが乳酸菌だ。

とりわけ漬物やこうじ、

甘酒などに含まれる植物性乳酸菌は

腸に届くまで死滅しにくい。

漬物は積極的に摂りたいが、

気になるのは高い塩分量だ。

そこでお勧めしたいのが、

冬の京都の風物詩でもある『すぐき』である。

漬かり具合にもよるが、

すぐきのグラム当たり塩分量はたくあんの約65％。

糠漬けや福神漬けの半分以下だ。

ラブレ菌という乳酸菌が非常に豊富で、

最強の腸活食材といえるだろう。

腸と脳の動きには深い相関関係があります。

冬場は精神的に落ち込むことも多いでしょうから、

腸に良いものを摂ってストレス軽減することで、

心のバランスを保ちましょう。

冬場は日が短くなり、

外出して活動する量は減りがちだ。

その上に忘年会や正月で酒席が増え、

ご馳走を食べる機会も多い。

そうなると気になるのが肝臓への負担だ。

肝臓に中性脂肪が溜まる

脂肪肝の主な要因は2つ。

酒の飲み過ぎと糖分・脂肪分の多い食事だ。

きよすクリニック院長は

『肝臓をいたわりつつ楽しむなら熱爛など

温かいお酒を飲むとよいでしょう』と語る。

内臓を冷やさないことはもちろんだが、

冷酒より早く酔いが回るので、

飲み過ぎる心配も少ない。

酒と同量の水を飲むことも忘れずに。

アルコールの利尿作用で、

脱水状態になるからだ。

食事は低脂肪高たんぱくが基本。

ささみを使った鶏わさや牡蝸鍋で

熟爛を傾ければ完璧な晩酌といえる。

冬の空気は乾燥している。

夏と違って汗をかかないので自覚しにくいが、

脱水状態になっていることが多い。

そうすると胃の働きが悪くなったり、

腎臓に負担がかかったりするので、要注意だ。

栗原クリニック東京・日本橋院長が語る。

成人が一日に排出する水分量は約2.5ℓ。

同量の水分を飲食物から摂取する必要があります。

平均的な食事で約1ℓ、

食べ物を分解する過程で約0.3ℓ摂取できるので、

残りの約1.2ℓを飲料水から摂取することになります。

冬は汗をかかず、喉の渇きも感じにくいので

水を飲む機会が減りがちです。

知らぬ間に水分不足にならないように気をつけましょう。

加湿器を利用したり、

身体を温めるほうじ茶を飲むことで身体を冷やすことなく、

水分を補給するよう心がけたい。

東洋医学では、冬はとくに腎を傷める季節とされる。

腎臓をいたわるには、

腎臓が位置する背中側を

冷気にさらさないことも重要だ。

ポイントは単に厚着するのではなく、

袖なしのダウンジャケットなどで

大切な部位を中心に温めること。

薄い肌着を何枚も重ね着されている人がよくいますが、

これでは皮膚の表面に熱がこもり、

汗をかいてしまいます。

そして汗が蒸発するときに身体が冷却され、

内臓の冷えにつながるのです。

蒸れにくく乾きやすい肌着の上に、

ダウンのようなしっかりとした防寒着を

羽織るようにしたほうが効果的です。

このように食と生活習慣で内臓を冷えから守れば、

この冬を元気で快適に乗り切れるはずだ。

（「週刊現代」2022年11月19日・26日より）

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