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おはようございます！

『ＮＭＮ』という成分を

聞いたことはないだろうか。

正式名称は『二コチンアミドモノヌクレオチド』で、

ホリエモンの愛称で知られる実業家の

堀江貴文さん（48才）が、

5年ほど前からサプリメントとして

摂り続けていると公言している。

最近は美容雑誌などでＮＭＮに

スポットを当てた記事も増え、

美容好きの間では

『若返りサプリ』とも呼ばれている。

ＮＭＮをサプリメントで摂収すると、

”長寿遺伝子”こと『サーチュイン遺伝子』を

活性化するために必要な

『ＮＡＤ』という物質に体内で変化する。

ＮＡＤは正式名称を

『二コチンアミドアデニンジヌクレオチド』といい、

すべての生物の細胞に存在する。

糖からエネルギーを作り出すときにも使われ、

生命活動を維持する上で欠かせない存在だ。

体内で自然に作られるものだが、

加齢とともに作られる量が

減少してしまうことが

複数の研究で指摘されている。

ＮＡＤの減少は50才頃から

始まると推測されており、

減少することによって

サーチュイン遺伝子の活性は低下し、

生物としての活動力が鈍くなるわけだ。

ＮＡＤはそのまま摂収しても

腸内で消化されてしまうため、

ＮＭＮの形で摂収する必要がある。

すでにマウス実験では、

ＮＭＮを与えたことで

糖尿病のマウスの症状が

劇的に改善したり、

体の機能を若く保つことが

できたと報告されており、

現在はヒトでの臨床試験が進む。

今井さんの研究チームは、

マウス実験よりも限定的な効果ではあるものの、

ヒトに対しても『抗老化』が

期待できそうだと明らかにしている。

人体への安全性も確立されているため、

『のんで損なし』といえるかもしれない。

しかし、一般的に浸透するまでに

はもう少し時間がかかりそうだ。

かってシンクレア氏と研究を

行った慶應義塾大学医学部精神・

神経科学教室特任講師が言う。

ＮＭＮは動物実験レベルでは

酸化ストレスや免疫、

筋肉や脳の機能を

改善することが報告されています。

ヒトではまだ知見が少ないが、

慶應義塾大学が実施した

健康な人での安全性試験でも、

500㎎のＮＭＮの短期投与に

対する安全性が確認されている。

またワシントン大学の研究チームによると、

糖尿病予備軍の女性でインスリンの

感受性が増加する結果が得られており、

肥満への効果が期待されます。

ＮＭＮは枝豆やブロッコリー、

きゅうりなどの野菜にも含まれていますが、

微量のため、サプリメントで

摂るのが現実的です。

しかし、いまは商品によって

ＮＭＮの含有限に幅があったり、

不純物が含まれている恐れもあり、

玉石混交の状態です。

購入する場合は、臨床試験の結果を

公表している商品を選ぶなど、

こだわった方がいい。

また、ＮＭＮは製造にとても手がかかるため

1瓶で5万～10万円する商品もざら。

簡単に手が出せないのが現実です。

（「女性セブン」2021年11月11日・18日号より）　　　

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