「怪しいクリニックが急増」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院！！！

おはようございます！

いま、再生医療の業界には激震が走っている。

きっかけは10月、

医師などが参加する再生医療抗加齢学会が

『幹細胞培養上清液に関する死亡事例の

発生について』という声明を出したことだ。

幹細胞や『エクソソーム』とよばれる

細胞の生成物を使った治療は、

美容整形分野を中心に急拡大している。

首都圏では『肌のハリを取り戻せる』

『男性機能低下にも効く』などと謳い、

これらを注射するクリニックが乱立、

高額な料金をとっている。

その後、『死亡事例』の詳細が特定できず

『単なる噂だったのではないか』との

見方も関係者の間では広がっているが、

前出の順天堂医院・齋田氏は『いずれにしても、

まだエクソソームは慎重に扱うべき』と言う。

エクソソームとは、細胞が分泌する非常に小さな物質で、

ほかの細胞にはたらきかけて変化を

生じさせることが知られています。

ただ、私も注目して研究はしているものの、

まだはっきり『治療効果がある』とは

言えない段階だと考えています。

根拠に乏しい治療を施す『エセ再生医療』と

言われてもおかしくないような医療機関を、

どうやって見分ければいいのか。

今回取材した各医療機関の医師やスタッフが

目を揃えたのが『まず厚生労働省に届け出て

承認されているかどうかを見よ』ということだ。

かっては、海外で再生医療を

標榜する医師に眼の中へ注射され、

感染症を起こすといった半例がありました。

そうしたずさんな医療行為を防ぐために、

’13年に再生医療等安全性確保法が制定されています。

特に眼科のように高い技術が求められる分野では、

国の認可を受けていない自由診療で、

かつ効果のある治療は存在しません。

現在、再生医療はＩＰＳ細胞など

『未知の領域』を司る第一種、

患者自身の細胞を活用するややリスクの高い第二種、

そして美容などで用いられる低リスクの第三種に分かれている。

治療を受けたい医療機関に、

あらかじめ『国の認可を受けているか』

『受けているなら、第何種か』を

訊いておくのが安心だ。

もうひとつは、これは少し勇気がいるかもしれないが、

治療を受ける前に医師に

『エビデンス（効果があるという証拠）』の存在を

確かめるのも有効だ。

再生医療には『根拠がよくわからない』という

イメージを持つ方も多いかもしれませんが、

本来は厳密な研究のうえに

成り立っている領域です。

一般の方からすれば、

効果のあるなしを見分けるのは難しいですから、

先に『この治療は臨床試験や治験をやっていますか』

『その結果やデータを教えてもらえますか』と

医師に確認するのが

一番確実だと思います。

医学界でも真の最先端領域である魑魅魍魎も群がる。

夢のような売り文句に惑わされないようにしたい。

（「週刊現代」2023年12月02・09日号より）

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