「終わりから逆算してコロナ禍を考える」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!
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総和治療院が血液循環の悪化を防ぎ症状を改善します…!
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総和治療院
茨城県古河市関戸1289-5
0280-98-5006 ※完全予約制
おはようございます!
たったひとつの方法
人類にとってもうひとつ感染症の脅威を知らしめたのが、
1918~20年に大流行した
「スペイン風邪」(A型インフルエンザ)だ。
1918年3月、その名称とは異なり、
実際には第一次世界大戦末期の
アメリカ本土の陸軍基地を発端とするこの感染症は、
瞬く間に世界中へと広がっていく。
ウイルス蔓延の要因は、「密」だった。
歴史学者で京都大学准教授こう解説する。
スペイン風邪は、
日常的な密集環境が感染の拡大に繋がりました。
特に顕著だったのが兵士の乗る輸送船です。
船内は換気が悪く人間が密集して生活するので、
船上で感染が拡大し、ウイルスは港から
ヨーロッパ各地へと運ばれていったのです。
それが世界的な感染につながりました。
この感染症の際立った特徴として、
第一次世界大戦の前線で戦っていた若年層に
犠牲者が多かったことが挙げられる。
特に死亡者数が多かったのは
15歳から35歳の年代です。
感染症と言うと高年齢層が
犠牲になるイメージですが、
スペイン風邪はそうではなかった。
1918年秋の第2波では、
犠牲者の99%が65歳以下という
前例のない事態を引き起こしたのです。
なぜスペイン風邪は類を
見ない被害を引き起こしたのだろうか、
国立感染症研究所の元研究員がこう話す。
スペイン風邪はHIN1型の
ウイルスだったことがわかっています。
これは、当時人類がまったく免疫を
持たないウイルスだったと考えられている。
新型で未知ゆえに、
当時は今から見れば的外れな治療や、
効果のないワクチン接種などが行われました。
結果として、全世界での感染爆発に繋がった。
今回のコロナウイルスも人類が初めて
経験するウイルスという点で共通しています。
日本においても、
流行に歯止めはかからなかった。
内務省の統計では、
日本国内で当時の人口の
半数近くにあたる2300万人が感染、
38万人超が死亡したのである。
では、猛威を振るったこの2つの感染症は
どのように終息したのか。
そこから「逆算」して、
コロナ禍の行きつく先を見通してみよう。
ペストの場合、
6割以上の人が感染すると集団免疫がつき、
流行が収まったと言われています。
6世紀は自然に任せて、14世紀は隔離政策などを
用いて集団免疫を獲得し終息へと向かったのです。
19世紀はペストが病原菌によるものだと
わかったことで適切な隔離政策を行い、
流行を抑えることができました。
一方のスペイン風邪についてはどうだろうか。
決して人類がウイルスに
勝利したという形ではありませんでした。
終息のきっかけはやはり、
集団免疫を獲得したことだと考えられます。
つまり結論を言えば、
最終的には集団免疫を獲得することでしか、
強力な感染症を止めることはできないのだ。
だが、ペストやスペイン風邪のように、
莫大な犠牲者を出した上での自然な集団免疫の獲得は、
まったく現実的ではないし、不可能だ。
では、どうするのか。
よく勘違いされているのですが、
6割の人がただ感染すれば良いというのではなく、
『免疫』を持つことが重要なのです。
それを効果的に達成するための手段が、
ワクチンの開発・接種です。
ワクチンで集団免疫を目指し、
徹底した予防行動を取って新規感染を押さえつける。
こうすることで感染爆発を
終息させることができるでしょう。
どんな感染症も、
その正体が分かれば抑え込むことが可能になる。
ペストやスペイン風邪も、
現在は人類の脅威ではなくなっている。
コロナ禍も、ほどなく必ず終わりが来る。
(「週刊現代」2021年01月30日・2月06日号より)
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