「歴史に学べば、「これから」が見えてくる」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院！！！

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総和治療院
茨城県古河市関戸1289-5
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おはようございます！

感染症対策の始まり

《男や女が市場の中でばったり倒れたかと思うと、

そのまま息絶えていたということも珍しいことではなかった。

通りを歩いていて死体の五つや六つが

地面にごろごろ転がっているのを

見かけないということはなかった》

17世紀のロンドンを襲ったペストの

悲劇を描いたデフォーの小説では、

疫病になすすべもなく命を

奪われていく民衆たちの姿が描かれている。

こうした光景は1年前、

新型コロナの発生当初、

中国・武漢などでも広がった。

歴史は繰り返す―だが、

そこから学べばｺﾛﾅ禍の終わりも見えてくる。

東京医科大学教授で渡航医学と

感染症史が専門氏が語る。

ペストはもともとネズミの感染症ですが、

ノミ等を介してヒトにも感染します。

ネズミなどの生息地域に人が侵入することで、

6、14、19世紀と3回にわたり、

世界的な感染爆発を起こしたのです。

いずれの時代も共通項としてあったのはグローバル化と、

それに伴う開拓でした。

6世吐紀の流行はシルクロードを通ってインドから

ペスト菌が各地に広がったからだと考えられている。

14世紀にはユーラシア大陸でモンゴル帝国の

興隆・支配と十字軍の遠征があったため、

19世紀には欧米の植民地支配の

広がりによって感染が増加していった。

ペストは人間のリンパに感染し、

はじめは脇の下や鼠径部にしこりができる。

これが固く、黒くなっていくにしたがって

痛みと高熱を引き起こす。

感染した場合、致死率は30％以上に達し、

人々を苦痛の末に死へと迫いやるのだ。

特に14世紀の流行では、

当時のヨーロッパの人口の

3分の1である3500万人が死亡している。

有史以来、世界の人口が

減少したのは、この期間だけだ。

しかし、ペストによる大惨事の経験が、

現在の感染症対策の「ひな形」となった。

14世紀のペスト禍の際、当時の人々は、

患者との接触を抑えなければいけない

ということに気 が付きました。

感染者を閉じ込める隔離、

海外からの渡航者の検疫、

都市間の病原菌の広がりを抑える都市封鎖と

いった対策はこの時期に初めて取られました。

つまり、今のコロナ対策の原型が編み出されたのです。

感染爆発の過程で、

いわれのない差別が広がったという点でも、

ﾍﾟｽﾄとｺﾛﾅには共通点がある。

ペストの流行時には、

普段から身を清潔にしていたユダヤ人は

あまり感染しませんでした。

これがキリスト教徒に怪しまれ、

『ユダヤ人が感染を広げている』という偏見に繋がり、

迫害の対象となってしまった。

各地で医療従事者やアジア人に

対する迫害が起きている今の状況は、

700年前のペスト大流行の時代と

何も変わっていません。

（「週刊現代」2021年01月30日・2月06日号より）

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