「放置された死体」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院！！！

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総和治療院が血液循環の悪化を防ぎ症状を改善します…!
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総和治療院
茨城県古河市関戸1289-5
0280-98-5006　※完全予約制

おはようございます！

放置された死体

立川さんが働いていたのは国内でも

指折りの規模の鶏卵業者が経営する鶏舎だった。

ウィンドレスといって窓のない鶏舎でした。

これはできるだけ外界と遮断して、

細菌やウイルスの感染を防ぐためでした。

しかし、実際にはネズミがたくさん入り込んでいて、

衛生的な状況とは言えません。

殺鼠剤をばらまいても追いつかないほどでした。

窓がなく灯りも最小限にしぼられているので、

昼夜関係なく暗い。

明るくすると鶏が活動的になり、

餌の消費量が増えるのです。

飼料代は卵の価格に直結するので、

できるだけ少ない餌で効率よく育てるために暗くする。

鶏舎内の鶏は眼を見開き続けるので、

異常に大きな眼をしています。

驚くべきは上下に積まれた

バタリーケージと呼ばれる鳥かごの狭さだ。

60㎝×40㎝ほどの広さに

8羽ほどの鶏が押し込められていて、

ほとんど動きが取れないような状況だ

一羽当たりのスペースは

タブレットＰＣの大きさにも満たない。

鶏は本能として止まり木に止まったり、

巣箱に入ったりすることを好む。

また嘴で地面をつついて餌を探す習慣もある。

ケージの中でこのような行動が不可能な鶏には当然、

大きなストレスがかかる。

ゲージ内で他の鶏とつつきあい、

けがをすることもしばしばです。

そこで嘴の先端を切り取ってしまうのですが、

それでも強い鶏が弱いものを

つつき殺してしまうこともあります。

現在の鶏はとにかく卵を

たくさん産むように品種改良されており、

年問で300個以上産卵します。

もともとは年に20個程度しか産まないのですから、

当然大きな負担がかかっているカルシウムが不足し、

骨はスカスカになります。

運動不足もあいまって、

鶏のほとんどが骨粗しょう症です。

骨折している鶏も多いですが、

ケージ内でじっとしているだけだから、

卵の生産上は関係なく、

そのまま放っておかれます。

鶏が好む砂浴びは寄生虫を落とす目的もある。

ケージではそれができないため、

定期的に大量の殺虫剤を撒かれる。

ケージの床は傾いていて、

卵が転がって出てくるようになっている。

糞は網目のあいだから下に垂れ流される。

作業のために中に入ると、羽毛や乾いた糞、

埃が堆積していて、

マスクなしではとても耐えられません。

私の日課は、ケージを見て回りながら、

死んだ鶏を探して除去することでした。

一人で万単位の鶏を担当していたので、

完璧に見て回ることは難しい。

ときには放置されたまま時間の経ってしまった

死体が見つかることもありました。

毎日2時間ほどかけて、

そのような死体除去作業をするのです。

鶏が生き物だという意識を捨てなければ、

とても耐えられない作業でした。

このような状況で生まれてくる卵を我々は毎日、

口にしているのだ。

（「週刊現代」2021年01月30日・2月06日号より）

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