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「減塩しても血圧は下がらない」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!

おはようございます!

 

血圧を下げるには

『減塩が効果的』だとされてきた。

だが、近年の研究で、

『減塩しても血圧が下がりにくい体質』が

あることがわかってきた。

 

食塩が血圧に関係する

体質である『食塩感受性』と、

関係しない『食塩非感受性(抵抗性)』の

研究は海外と日本で1990年代から始まり、

 

現在では東京大学先端科学技術センター

などにより進められている。

塩分を摂取することで血圧が

上がる『食塩感受性高血圧』と、

 

それ以外の原因で高血圧になる

『食塩非感受性高血圧』が

あることがわかってきました。

日本人は欧米人と比べて

 

食塩感受性高血圧の割合が

高く4~5割ほどと言われており、

このタイプは腎臓から塩分を

排出する機能が弱いとされています。

 

一方で3~4割は塩分では血圧が

変化しない食塩非感受性高血圧とされており、

こちらのタイプは減塩しても

血圧は下がりません。

 

食塩感受性か非感受性かによって、

治療法は大きく異なる。

感受性の人は塩分を控えることで

血圧を抑えられる人も多い。

 

なかには食事に気をつけることで

それまで飲んでいた

3種類の降圧剤を見直し、

1種類に減ったという人もいます。

 

非感受性の人は肥満やストレス、

睡眠不足などの解消で血圧が下がることがある。

体質も調べたうえで適切な

治療を受けることが効果的だが、

 

自身の体質を調べるにはどうすればいいのか。

1週間ずつ交互に塩分の多い食事と少ない食事を摂り、

血圧測定で比較します。

食塩感受性の人では、上下ともに10~15ほど

血圧の変化が見られるでしょう。

 

減塩で不調に

日本は食事の塩分量が世界と比べて多く、

塩分摂取目標値を徐々に下げているが、

世界では『目標塩分量には根拠がなく、

 

必要以上の塩分摂取制限は逆に

健康に良くない』との報告がある。

全米医学アカデミーが13年に行なった

『集団のナトリウム摂取量 実態調査』によると、

 

1日の塩分摂取量を3.8グラム以下に

すると心血管疾患の予防にならず、

むしろ人体に悪影響を

与える可能性があるという。

 

現在、日本高血圧学会は1日の

塩分の推奨摂取量を6g未満としている。

若年層から40、50代の中年層であれば、

塩分摂取を控えることで健康効果は期待できますが、

 

60代後半以上の高齢者からすると、

6g未満という数値は少なすぎます。

『高齢者は塩分が少ないと血圧が下がりすぎて

不調を生じる人が多くなる』というのだ。

 

歳を重ねて食事量が減って

きたうえに減塩までした結果、

1日あたり3~4グラムほどしか塩分を

摂らないケースが見受けられます。

 

これでは日常生活に十分な血圧や臓器に

流れる血液量を維持できなくなる可能性がある。

”血圧を下げるための減塩”にこだわりすぎて

身体を弱らせてしまっては元も子もありません。

減塩の常識も人により見直す必要がある。

 

(「週刊ポスト」2024年05月31日号より)

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