「降圧剤を減らしてみたら」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!
おはようございます!
この男性のようにたくさんクスリを飲んでいて、
新たに体の不調を感じたら、
『この不調は副作用のせいではないか?』と
疑う姿勢が何よりも肝心になる。
ポリファーマシーを改善する
一番のチャンスは、
なにか異変があって病院にかかったときや、
急性疾患で入院したときです。
かかりつけ医は、
普段は処方を見直す動機がありませんし、
他の医師がクスリの
出しすぎに気づくのも難しい。
いつもと違う症状が現れたら、
かかりつけ医とは別の医師にかかってみたり、
薬剤師に相談してみると、
減薬を進めやすくなるかもしれません。
さまざまなクスリの中でも、
増えてしまいがちなのが
生活習慣病のクスリだ。
とくに降圧剤や高脂血症(脂質異常症)薬・抗血栓薬は、
別々の病院で処方がかぶってしまい、
知らず知らず増えていくことが珍しくない。
【ヶ-ス②】の85歳男性は、
まさにその典型だ。
この男性は酒こそ嗜む程度だが、
還暦近くまで毎日20本を吸っていた元ヘビースモーカーで、
脳出血で亡くなった家族もいたことから、
高血圧を気にしている。
また、変形性膝関節症による痛みがあり、
便秘にも悩んでいた。
男性は普段、大学病院・総合病院・クリニックの
3つの病院に通っていて、
それぞれから4~6種類、
合計15種類の処方を受けていた。
その結果、降圧剤が4種類、
抗血栓薬が2種類、胃薬が4種類と、
効き目が重複するクスリも増えてしまっていた。
加齢で遠方の大学病院に行くのが難しくなったため、
近くの別の病院へ通うことになり、
クスリの増えすぎが発覚したというわけである。
男性自身も、クスリが増えすぎて
管理が難しいと感じるようになっていた。
それもそのはずで、
実は男性が通っている3つの病院のうち、
総合病院とクリニックはお互いが
処方しているクスリの内容を知らなかった。
これでは重複が生じてしまうのも、
無理はない。
処方されていた中で注目するべきは、
降圧剤のアダラートCRだ。
カルブロックなどと同じカルシウム桔抗薬で、
有名なクスリだが、
便秘の副作用が出ることがある。
そもそも、この男性の血圧は130/80で
安定していたから4種類も降圧剤を飲む必要がない。
最終的には、重複していたこのアダラートや、
胃薬のムコスタ・セルベックス・ネキシウムカプセル、
抗血栓薬のパナルジンなどを中止することになり、
クスリを8種類にまで減らすことになった。
便秘が改善してストレスが取り除かれ、
男性は元気を取り戻すことができたという。
(「週刊現代」2024年3月16・23日号より)
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