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おはようございます！

『暖冬』」と言われるものの、

早朝は冷え込む日が増えてきた。

冬は日差しが弱くてなかなか起きられないため、

生活リズムが乱れやすい。

人間は、約24時間周期で時を刻む

『体内時計』のリズムに基づいて生活している。

食事の時間になるとお腹が空き、

夜になれば自然と眠くなるのは、

体内時計が適切な行動を

取るべき時間を教えてくれるからだ。

しかし『適切な時間』は、

人によっても大きく異なる。

寝る時間ひとつとっても、

21時に眠くなる人もいれば、

真夜中を過ぎても目が

さえている人もいるだろう。

こういった暮らしのリズムに応じて、

自分が『朝型人間』と『夜型人間』、

どちらに当てはまるかわかる。

より健康的な生活を送るには、

自分がどちらの型か理解しておくことが重要だ。

なお、間に位置する『中間型』は、

生活リズムが少し変わるだけで

朝型にも夜型にも変化しやすい。

自分が朝型と夜型のどちらなのかは、

遺伝的な変異と生活環境によって決まっています。

さらに近年では体内時計の研究が進み、

朝型と夜型の違いもより深くわかってきました。

太りやすさや疾患のリスク、

さらには薬の副作用など、

さまざまな点で差が見つかっているのです。

国立精神・神経医療研究センターが実施した調査によれば、

成人の約3割が夜型人間だという。

一般的に年齢を重ねると朝型になる傾向があるものの、

夜型の暮らしを続けている人は

確実に一定数存在する。

よく『夜ふかしは健康によくない』と言われる通り、

『夜型に特徴的な生活パターンによって、

さまざまな疾患にかかりやすくなる』と話す。

たとえば夜型の人は、

脳卒中や心不全などのリスクが

高まるという研究があります。

おそらく活動時間が後ろ倒しになるため、

日が出ているうちに外で運動する時間が短く、

結果として室内で座りっぱなしの時間が

長いからではないでしょうか。

朝型に比べて、夜型の人は

メンタルヘルスにも問題が生じやすい。

精神科医で早稲田大学教授が指摘する。

夜型だと抑うつ傾向が高まり、

うつ病を発症するケースが多いと知られています。

現在の日本は朝から仕事や

学校がある『朝型社会』ですが、

夜型人間には非常に過酷。

自分とは異なる生活リズムで

暮らすことを強制され、

不調になりやすいのでしょう。

すでに定年退職し毎朝通勤する必要がなくても、

このリスクからは逃れられない。

ディサービスや老人ホームは

基本的に朝から始まるので、

朝型の暮らしを強いられるからだ。

（「週刊現代」2024年2月3・10日号より）

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