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おはようございます!
善玉菌のことを
『プロバイオティクス』というのに対し、
善玉菌のえさになるもののことを
『プレバイオティクス』という。
その代表格が食物繊維だ。
食物繊維には、
根菜類や豆類に豊富な不溶性と、
海藻類や大麦、オクラや長いもなどの
ネバネバ食材に豊富な水溶性の2種類があります。
不溶性食物繊維は便のかさを
増して腸のぜん動運動を促すため、
軟便や残便感のある人におすすめです。
一方、水溶性食物繊維は腸内の水分を
吸ってドロドロのゲル状になり、
汚れをからめ捕って排出するのを助けます。
現代人は水溶性食物繊維が不足しがちなので、
意識して摂つてほしい。
そのほか、ポリフェノールやオリゴ糖も、
善玉菌のえさになる。
ポリフェノールには、
活性酸素を減らすことでビフィズス菌の
働きを助ける作用もある。
そして、水溶性食物繊維とポリフェノール、
オリゴ糖のすべてが含まれる食材が『りんご』だ。
毎日、2個か1個半のりんごを3週間食べ続けることで、
ビフィズス菌が15%増えて、
悪玉菌の代表格であるウェルシュ菌が
減ったというデータもあります。
オリゴ糖は納豆や玉ねぎ、
アスパラガスなどにも含まれるが、
食材に含まれる量は少なく、
腸に届けるためには約5gを
摂取する必要がある。
りんごや玉ねぎなどを積極的に食べるだけでなく、
市販のオリゴ糖シロップなどを
砂糖の代わりに使うことで、
摂取量を増やすのもおすすめだ。
腸内環境を整えるには、
ビタミンの摂取も重要だと話す。
腸内細菌がバランスよく維持されるためには、
プレバイオティクスだけでなく、
ビタミンも必要です。
腸内細菌の中には、
生育にビタミンを要求するものがあります。
それらの細菌は自分でビタミンを
つくり出すことができないので、
食事から摂取する必要があるのです。
食材を加熱する際は、
栄養素を逃しにくい蒸し調理が最適。
だが、電子レンジは使わない方がいい。
電子レンジで加熱すると高温になりすぎるので、
栄養素が壊れます。
また、鍋でゆでるとビタミンの2割が失われる。
一方、蒸し器を使えばビタミンが減らず、
ポリフェノールは1.6倍に
増えるということがわかっています。
(「女性セブン」2022年05月12・19日号より)
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