「「異常なし」の落とし穴」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!
おはようございます!
毎年、体に異常がないかをチェックするために受ける「健康診断」。
採血し、心電図を取り、便や尿を提出し、そして医師の問診を受ける。
だが、「毎年これだけ調べているから安心」とはいえない。
検査を受けることで、かえって”健康を損なうリスク”があるのだ。
医療経済ジャーナリストが解説する。
検査には『疾患を見落とすリスク』や
『過剰な治療につなかつてしまい健康を損なうリスク』があります。
それぞれの検査が持つメリットとリスクを患者自身がきちんと把握したうえで、
健診を受ける必要があります。
検査そのものが危険で、命を落としてしまうケースも存在する。
患者はひとつひとつの検査について何を知つておくべきなのか。
肺も、胃も、大腸も―リスクの高い検査はこう避ける。
「がん」を見つける検査を受けて「患者が死亡した実例」こんなにある。
「異常なし」の落とし穴。日本人の死因1位であるがん。
だが「異常なし」と診断されても過信は禁物だ。
実際に日本人男性の部位別がん死亡数第1位の肺がんにおいて、
「胸部X線検査(レントゲン)」で異常が見つからなかったのに、
その後、がんで患者が死亡した事例がある。
18年1月、東京・杉並区にあるクリニックが、
区から受託した区民健康診断の肺がん検診として、
40代女性の胸部X線検査を行なった。
検査画像には腫瘤の影が写っていたが、
担当医師2人は「異常なし」と診断した。
しかし受診から約3か月後、
女性は呼吸困難や手足のしびれを訴えて、同年6月に死亡した。
問題が明るみに出るとクリニックは、
14~17年の肺がん検診で「異常なし」と診断された約9400人分の検査画像を再検証した。
その結果、70代の男性2人が肺がんと診断されそのうちのひとりが、
杉並区在住の70代男性AさんだAさんは17年8月にクリニックで胸部X線検査を受けた際、
画像診断で「異常なし」と診断されていたが、
女性の死をきっかけに1年後に受けた再検査では「ステージⅢの肺がん」を言い渡された。
ショックを受けたAさんはクリニックを運営する社会医療法人と
杉並区に損害賠償を求める訴訟を起こした。
Aさんの代理人を務めた弁護士が指摘する。
17年の検診画像には明らかに異常を疑うべき影が写っていました。
仮に最初の検査で肺がんが見つかっていれば、
AさんはステージⅠ程度ではなかったかと考えられます。
Aさんは現在、別の病院に通い抗がん剤治療を続けている。
当時Aさんは『かかりつけ医としてクリニックを信頼していたのに』と、非常に落胆していた。
治療のためアルバイトもやめざるをえない状況で、経済的にも苦しんでいた。
(「週刊ポスト」2020年1月31日号より)
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