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おはようございます!
ひざの痛みや腰痛を和らげるため、
湿布を貼ったり、軟膏を塗る程度なら
それほど気にする必要はないというが、
むくみが生じるなど違和感を覚えたら医師や薬剤師に相談しよう。
また、冬の室温の管理が大切だと説明する。
WHOが定める『住まいと健康に関するガイドライン』は、
子供や高齢者、慢性疾患を患う人には
18℃以上の室温を推奨している。
気温が下がると血圧が上昇しやすく、
腎臓にかかる負担が増えるという。
就寝前に暖房を切ってしまい、
早朝になると部屋が凍えるような寒さになるのは危険です。
腎臓はもちろん、ほかの臓器にも負担をかけますから、
暖房や毛布などで適正な温度に調節することが大切です。
加えて、毎日の生活に取り入れたいのが運動習慣だ。
日頃から運動を行うことが腎機能の向上に役立つと説く。
腎不全と心不全を患って透析治療を受けていた62才の男性に、
運動療法を行っていただきました。
すると、入院時には起き上がることも大変だったのが、
退院時には楽に歩けるまでに体の機能が回復したのです。
その後、運動療法を2~3か月継続すれば、
腎機能に改善がみられるという研究結果も示された。
こうした成果をもとに開発した運動療法は、
①準備体操②ウォーキング筋筋トレの順に行うというものだ。
慢性的な運動不足のかたは筋力が落ちていることが多いので、
まずは体を動かすことを習慣づけることから始めてください。
1日3セットが理想ですが、
難しい場合は1セットでも構いません。
最初にかかと上げ下げなどの準備体操で体を柔らかくしてから、
ウォーキングを開始する。
ウォーキングは週に3~5回、1日20~60分、
合計4000歩以上、歩けば歩くほど効果が高いとされる。
ウォーキングには心臓の働きを活性化させ、
腎臓に届く血液の量を増やす効果があります。
また、長期的に行うと血圧や血糖値も下がり、
コレステロールも減っていくので、
腎機能を悪化させる生活習慣病の防止につながります。
ウォーキングで心がけたいのは正しい姿勢や腕の動き、
そして継続して行うことである。
これまであまり運動習慣がなかった人は無理をせずに、
1日の運動を小分けに行ってもいい。
ウォーキングの後には筋トレを行う。
いくつかあるメニューの中から、
『壁押し』と『ひざ胸突き』を紹介するが、
いずれかひとつをウォーキングと組み合わせて行うのがよい。
繰り返すことで、腎臓の血流を
改善する効果が期待できる。
万が一、腎機能が低下しても、運動療法によって
寿命を延ばせる可能性もあります。
腎機能が低下しているといってもあきらめずに、
運動を継続していただきたいですね。
ただし、運動のやリ方は医師の指導下で行ってください。
私たちの体を健康に保つ、縁の下の力持ち・腎臓。
腎機能の向上は、さまざまな病気の予防だけでなく、
生活の質(QOL)の向上にもつながる。
冬に向けて”腎臓力”を上げることが、
健康的な生活のカギとなる。
(「女性セブン」2024年12月05日号より)
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