「便利な「配合剤に」ご用心」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!
おはようございます!
レニべース(エナラプリルマレイン酸塩)などの
ACE阻害薬は、腎臓への
負担は小さいときれるものの、
重大な副作用として血管浮腫や
無顆粒球症といった耳慣れない症状が記載されている。
血管浮腫とは、顔や口の中などの皮膚が、
大きく腫れあがる症状だ。
ノドの中が腫れることで呼吸困難になる
事例もあるから、注意したい。
また無頼粒球症を発症すると、
体内で病原菌などを殺す
白血球の一種『好中球』が激減し、
免疫力が弱まってしまう。
最初はかぜのような症状だが、
放っておくと敗血症といった
命にかかわる病気にもつながる。
Ca拮抗薬は降圧剤の中で歴史が古い、
現在もARBと同じくポピュラーなクスリだ。
最も処方数の多いアムロジン(アムロジピンベシル酸塩)、
アダラートやセパミット(ニフェジピン)、
アテレツク(シルニジピン)など
効き目ごとに種類があるが、
添付文書に共通して書かれている
肝機能障害・黄疸の他にも、
気をつけるべき副作用がある。
まず、Ca拮抗薬に多いのがむくみ、
特に下腿浮腫といって足がむくむ症状です。
医師でもCa拮抗薬の
副作用だと気づかないことがあり、
むくみを取るための別のクスリを処方して、
クスリの種類が増えてしまう。
クスリがクスリを呼ぶ
『処方カスケード』の起点になりがちなのです。
また頻度は少ないですが、
日光に当たると湿疹が出る光線過敏症や、
歯ぐきが異常に腫れる歯肉増殖といった
副作用も報告されています。
こうした代表的な降圧剤と併せて、
補助的な役割で処方されることが多いのが利尿薬だ。
より利尿作用が穏やかで効果が長く続く、
フルイトラン(トリクロルメチアジド)などの
サイアザイド系利尿薬がよく使われる。
これらに多い副作用として、
低ナトリウム血症が挙げられる。
低ナトリウム血症とは、
血液の中の必須電解質であるナトリウムが低下し、
倦怠感やふらつきが起きる症状で、
転倒や骨祈のリスクにもなります。
特に高齢者、女性、やせている人で
起こりやすいことがわかっています。
注意すべきは、
最近増えている配合剤です。
異なるタイプの複数の降圧剤をあわせたクスリで、
飲み忘れを減らすにはいいのですが、
ARBとサイアザイド系利尿薬の配合剤では
両方にナトリウムを下げる効果があるため、
低ナトリウム血症のリスクが高くなるのです。
こうした配合剤にはイルトラ(イルべサルタン・トリクロルメチアジド)などがある。
個別の副作用に加えて、
降圧剤全般で気をつけるべきは
『血圧の下がりすぎ』だ。
人は年齢が上がるに連れて腎機能が低下し、
分解されない薬効成分か残りやすくなり、
副作用も出やすくなります。
私がふだん診ている患者さんにも、
降圧剤が効きすぎて、
ふらつきなどの症状が出ている人がいます。
病院で測る血圧が高いからと
いってクスリを飲みすぎず、
病院よりも低く出ることが
多い自宅での血圧をしっかり測って、
医師に伝えることが大切です。
(「週刊現代」2024年06月08・15日号より)
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