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「血糖値は上がって当たり前、悩まない」・古河市で筋肉を軟らかくして痛みを改善する口コミでおすすめの治療院!!!

おはようございます!

 

ゆったりと生きてみよう

糖尿病の診断基準は明確だ。

早朝空腹時の血糖値が126㎎/㎗を超えると

『糖尿病』と判定される。

 

糖尿病になると、

目や神経、腎臓に

さまざまな障害を引き起こすとされる。

けれど、年を取ったらそこまで血糖値の上昇を怖がる必要はない。

 

新潟大学名誉教授がこう話す。

糖尿病は、遺伝的要素が7割、

生活習慣が3割と言われています。

40代で足を切断するほど悪くなる人もいれば、

 

90代で血糖値が200㎎/㎗を超えていても

ピンピンしている人もいる。

血糖値が高いのに、

70歳を超えてもとくに身体に異常がない人は、

 

そのまま同じ生活を続けても、

その後も異常がないことが多いのです。

糖尿病を判定するもう一つの数値が、

血中の糖化ヘモグロビンの割合を示すHbAlcだ。

 

一般にこの数値が6%未満だと健康とされる。

しかし、年を取ると臓器の働きも

悪くなっていくのが当然です。

糖を細胞に取り込むのを助ける

インスリンを分泌するすい臓も例外ではありません。

 

そのため、高齢者の糖尿病管理は、

HbΛlcの数値目標として7%台で

いいとする意見も出てきました。

年齢を重ねたら血糖値が上がるのは当たり前。

 

むしろ、それを怖がって、

白米などの炭水化物をいっさい食べない

糖質制限ダイエットに取り組んだり、

つらい筋力トレーニングをしたり

しなければならないという強迫観念にかられては、

そのほうがよほど健康に悪い。

 

’08年に北米で発表された大規模研究の結果から、

クスリを飲んで血糖値を下げたところで、

寿命が延びるわけではないことが明らかになった。

 

血糖値が基準を多少超えたところで

気にする必要はないが、

それでも心配なら、

上昇させないためにできることはある。

 

糖尿病と診断される人の典型例に、

せっかちで自分の手で何かを

成し遂げたいと思いがちな人が挙げられます。

いわゆる仕事ができる人で、

 

昼ごはんを食べた後に

すぐバリバリと仕事をするような人です。

こういうタイプで、

血糖値か高い人には

『ゆったりと生きてみてはどうですか』と

アドバイスすることにしています。

 

昼食後にすぐ動きだすと、

インスリンの働きが悪くなってしまいます。

そのため、食後は30分程度、

昼寝をするくらいがちょうどいいのです。

 

また、早食いや間食もインスリンの分泌を妨げる原因だ。

早食いによって、

すい臓に過剰な負荷がかかり、

間食ですい臓は疲弊していく。

 

一日30分程度の散歩をし、

早食いや間食を控えただけで、

HbAlcの数値が6.2%から

5.6%に改善したケースがあります。

 

糖尿病に限らず、健康でいたければ、

運動することが推奨される。

しかし、若い頃と比べて体力も落ち、

できないことが増えた我が身を惨めに感じるかもしれない。

 

たとえば、以前は5㎞のジョギングが平気だったのに、

1㎞も走れず、歩いてばかりで情けないと感じ、

散歩も億劫になっている人がいるかもしれません。

しかし、それでいいのです。

 

私の患者に、ウォーキングをするようになって、

走っていたときにはわからなかった

季節の変化や人々の暮らしに気づき、

ハッとすることがあるとおっしゃった方がいました。

 

そう、スローダウンすることで

見えてくるものがあるのです。

過去の自分と比較して悩むのではなく、

新しく見つけたことを大切に育てながら生きること。

 

それが『老いてなお盛ん』な人に

なる秘訣のように感じています。

血糖値の上下に一喜一憂せず、

『ゆったりと生きる』心の余裕が長寿へとつながるのである。

 

(「週刊現代」2022年12月24日号より)

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