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おはようございます!
高血圧の人は特に危険。
さらに15日~1ヵ月、ロキソニンやボルタレンを使い続けると、ひどい頭痛が起きる。
これは薬物乱用頭痛と呼ばれるものです。
15日以上、同じ成分の鎮痛剤を飲んだ場合、
薬の副作用により頭痛が発生することがあります。
しかし、その頭痛が鎮痛剤のせいで起きているとは、なかなか気づかない。
むしろ頭痛を抑えるために鎮痛剤の量や種類を増やしてしまう。
すると、鎮痛剤が増えたことで頭痛が悪化する。
そして痛みを抑えるために、また鎮痛剤を増やすという悪循環に陥ってしまう。
1ヵ月以上、鎮痛剤を常用すれば、消化器官だけでなく、腎臓にも大きな負担がかかる。
1ヵ月以上にわたりNSAIDs(ロキソニンなど)を常用していると、
急性腎障害になるリスクが一気に高くなります。
NSAIGsには血管を収縮させる働きがあります。
そのため、腎臓に流れ込む血の量が減り、腎機能が悪化してしまうのです。
腎障害を引き起こすと、かゆみや疲れ、呼吸困難といった症状が出る。
さらに、血中のカリウム濃度が高くなりすぎて、嘔吐や不整脈が続く。
4~5ヵ月にわたって鎮痛剤を飲むと、
間質性腎炎を併発したネフローゼ症候群を発症するリスクが高くなります。
これは、尿にたんぱく質がたくさん出てしまう病気で、
手足にむくみの症状が出て、次第に肺やお腹に水がたまっていきます。
悪化すると、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすこともある恐ろしい病気です。
耐えられないような痛みに、一時的に鎮痛剤を使用するのはやむを得ない。
しかし、症状が治まっても、痛みの再発を恐れて1ヵ月以上、
鎮痛剤を飲み続けていると、身体にはどんどんダメージが蓄積されていく。
鎮痛剤でこうした副作用が起きるのは、飲み薬だけのことではない。
(「週刊現代」2020年1月25日号より)
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